東のエデン。

Twitterで読んだ漫画とかアニメ、テレビとかの感想呟いても字数制限とすぐ流れちゃうからメモも兼ねて簡単なレビューでも。


東のエデン」1~3話。


Netflixの無料期間を利用して映画を初見で英語で観るよりも内容を知ってるアニメを英語で観たほうが理解しやすいし何時間でも見れるかなーと考えて東のエデン

2009年にフジテレビのアニメ枠ノイタミナでアニメ化されたオリジナル作品。
原作・監督は攻殻機動隊や今秋公開の009 RE:CYBORGで有名な神山健治さんで、キャラクターデザインは3月のライオンハチミツとクローバー羽海野チカ先生。

大学の卒業旅行でアメリカに来た森美咲はホワイトハウスで小銭を噴水へ投げ入れようとしたところを警察に詰め寄られ、その時道路の向こう側から全裸で携帯と拳銃だけを持った青年に声を掛けられ難を逃れる。
助けてくれたお礼にコートをあげるがポケットにパスポートを入れっぱなしにしていたから彼を追いかける一方、その全裸だった青年は自分の記憶が全く無く、携帯電話を頼りに自分の家にたどり着くと大量の銃器と偽造パスポートを見つける。その後咲と合流し同い年の「滝沢朗」のパスポートを選びアメリカから日本へ。

この辺りまでが1話で、最初は全くストーリーが分からず、何故記憶がないのか?この特殊な携帯電話はなんなのか?滝沢朗は犯罪者なのか?と色々な疑問が出てくるものの、1話はなんといっても滝沢朗のその明るい性格や不思議な魅力に戸惑いながらも惹かれていく咲と滝沢の王道の「ボーイミーツガール」。

Production I.Gの描く綺麗ななワシントンの街並みに羽海野先生デザインのキャラクターがマッチしていて映像としても魅力的で、OasisのFalling Downがかかるハイセンスなオープニングを見たときに「これは絶対面白い!」と確信した記憶があります。

2、3話では携帯電話がただの携帯ではなく、「ジュイス」と名乗るコンシェルジュがどんな望みも叶えてくれるものだと分かり、滝沢はパスポートの住所を頼りに豊洲のショッピングモールへ。
そこはアメリカの自宅にあった大量の裸の男達が一箇所に集められている写真が撮られた場所だった。
3ヶ月前に10発ものミサイルが日本各地に発射されたものの奇跡的に死傷者を出さなかった「迂闊な月曜日」の事件現場にほど近いそのショッピングモールは誰もいなく、映画のことは覚えている滝沢の記憶を取り戻すきっかけにと人がいない映画館で映画を観ていると刑事に滝沢が襲われる。

その後刑事近藤が滝沢と同じ携帯を与えられた「セレソン」の1人であること、100億円を与えられそれで日本を変えることを命じられたことなどを知り、物語は他のセレソンとの出会いや争い、滝沢の過去を巡る展開になっていきます。

東のエデンの魅力は王道のボーイミーツガールをファンタジーではなく現代の世界観に上手に落とし込んで、リアルな街並みや日本を覆っている閉塞感、「ニート」などを否定するのではなく若者の一つの生き方として捉えている地に足の付いている部分と、携帯カメラをかざすと情報がみられるようになるAR技術や、どんな依頼でも叶えてくれるジュイスを持つノブレス携帯などの近未来的な技術、SF的な要素を上手くストーリーに内包しているところだと思います。

それぞれのセレソンや咲の所属するサークル東のエデンのメンバーなど脇キャラの魅力も大きいんですが、やっぱりただ大人しいだけでも気が強いわけでもないけど、確かな意思と可愛さを合わせ持つ咲のキャラクターはリアルだし何より滝沢朗の不思議な魅力は「そりゃ惚れるよ」っていう感じです笑

劇場版1部、2部の評価はさておき、TV版は普段アニメを見ない、特に女性へのウケがいい印象です。

是非「この国の”空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語。」を。

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